株式会社三義漆器店


新しい分野へ日々チャレンジ!
会津UV漆というものがあり、ロードバイクやオートバイに使われているということ、また、現代人の生活様式や需要に合わせたオシャレなデザインや所作を大切にしたもの、撥水加工が効いているものなどいろいろな漆器があることに驚きました。そして、見学に行くと皆さん手を止めて「いらっしゃいませ」と笑顔で言ってくださり、おもてなしに溢れている企業だと感じました。また、仕事面だけではなく、人生・生活の理想をも仲間と共有するという素敵な社風が伝わってきました。
代表者に聞きました
- 社員の育成ではどのような点に力を入れていますか。
理念の共有に力を入れています。「ものづくりは幸せづくり、感動づくり、喜びづくり」をモットーに、自分たちが日本一幸せな漆器店で日本一幸せな人生を送れるように日々皆で頑張っています。そして、当社で働く社員が誇りをもって「ここで働いていて良かったな」と、家族や知り合いにも話してもらえる会社にしたいです。
- 御社の強みを教えてください。
- 一貫生産をしていることです。材料さえあればお客様の声を聞いて、それを製品化できます。
- 「しつけ椀」は、どのような経緯で開発されたのですか。
- 日本の伝統文化を大切にしていきたいと思った時に、躾箸はあるのになぜお椀はないのだろうと思いました。こういう仕事をしているんだからそれを活かして、自分で作っちゃおうと思い、作ってみたのがきっかけです。
若手社員に聞きました
- 入社前と入社後でギャップはありましたか。
- 入社前は黒塗りに豪華な蒔絵を施したものというイメージでした。入社していろいろな材料があり、また、お客様のことを考えて、使いやすさやデザインにあふれた製品がたくさんあることが分かりました。
- 仕事をしていて一番成長したと思うところを教えてください。
- 学生時代よりも責任感が強くなったという点です。自分がしたことに責任を持つのはもちろんですが、取引もしますので得意先に対する責任は人一倍持って仕事をしています。
- 就職のため学生時代に力を入れたことはありますか。
- 学生時代に力を入れたことは特にないのですが、力を入れておけば良かったなと社会人になって思うことはたくさんあります。例えば、パソコンを使うのでプログラム、あとは、コミュニケーション力などです。社会に出てコミュニケーション力は一番大切になってくるので磨いておいた方がいいと思います。


取材後の感想
- 会津大学短期大学部 鈴木さん
- “社員一人一人の幸せが会社全体の幸せに繋がる” という社長さんの考えがとても素敵です。月1回社員同士の話し合いの場を設け、10年後自分はどうなりたいか、そして会社をどうしたいかなど未来像の共有をすることがキーなんだなと思いました。この漆器を使っているお客様皆を幸せにしたいという気持ちが伝わってきました。
- 会津大学短期大学部 赤井さん
- 企業の社長さんに会社の思いを聞く機会などめったになく、今回が初めてでした。「社員の幸せが会社の幸せ」「人生の仲間」等、素敵な思いを持っていらっしゃって、このように社員を大切にする社風がとても魅力的で、思わず私も入社したいと思ってしまいました
(2019年9月現在)