ふくしまWORKナビ高校生・大学生のための企業ガイドブック2022

福島県を知る

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今、ローカルが熱い!つまり福島がアツい!

「なんとなく首都圏で暮らしてみたいな」という漠然としたイメージをもとに就職先を選ぼうとしているあなた!ちょっと待ってください。就職後に始まる新生活を何年先まで思い描いていますか?あなたの身近なところに素晴らしい街がすでに広がっていませんか?
近年、都会での生活に疲れた人々が地方に移住するケースが増えています。また、コロナ禍で働き方を見直して、リモートワーク形式で働きながら、住みやすい街で暮らしたいという声も増えています。つまり、そうした思いを抱く人たちにとっては福島県こそ理想の街なんです。
自然が豊かで、水や空気がきれいで、おいしくて新鮮な食べ物が手に入りやすく、家賃や駐車場代がリーズナブルで、満員電車に悩まされることもなく、のびのびと子育てもしやすい。
さらに現在は、新しい産業の拠点整備が進み、新規就農や起業を応援する行政の制度も整うなど、癒されるだけのローカルではない「チャレンジできる場所」としての側面も成長しています。
以上を踏まえて、福島県の魅力を見ていきましょう。

福島県とは

福島県は、西から順に、会津・中通り・浜通りの3つの地方に分かれています。東北地方の一番南、東京からはおおむね200㎞圏内に位置しています。
人口は約181万2,000人全国47都道府県のうち人口の多さは21位!(2021年11月1日現在)。
面積は約1万3,780㎢で全国47都道府県のうち面積の広さは3位!

  • 浜通り

    県の東側、太平洋に面したエリアです。相双エリアの南相馬市・相馬市では、一千有余年の歴史を誇る神事「相馬野馬追」が行われ、そのサムライの時代にタイムスリップしたかのような勇猛さは、全国的にも知られています。いわきエリアでは、震災から復興した塩屋崎灯台や環境水族館アクアマリンふくしま、フラガールで有名なスパリゾートハワイアンズなどの施設があり、見所がいっぱいです。

  • 中通り

    県中央部、奥羽山脈と阿武隈山地に囲まれたエリアです。果物の栽培が盛んなことで知られるほか、「ふくしまの桃源郷」と呼ばれ親しまれる花見山、日本三大桜の三春滝桜など、多くの花の名所があります。そして、美人の湯として名高い磐梯熱海温泉を始め、飯坂温泉、土湯温泉、高湯温泉など、歴史ある温泉街が訪れる人々を癒してくれます。また、二本松市の霞ヶ城や白河市の小峰城、日本最古の公園といわれる南湖公園など、歴史的な魅力を感じられるスポットも数多くあります。

  • 会津

    県の西部に位置するエリアです。風光明媚な猪苗代湖や磐梯山、またその景観。通年通して豊かな自然とアクティビティが存分に楽しめます。また、2013年大河ドラマ「八重の桜」の主人公「新島八重」を始め、千円札の肖像で有名な「野口英世」など、多くの偉人の故郷でもあります。会津若松市では、城下町らしい風情と幕末の歴史にふれることができ、南会津・下郷町には江戸時代から変わらぬ宿場町の風景を残した「大内宿」があります。歴史ある神社仏閣も多数点在しています。

今、注目したいの魅力

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    磐梯山と田んぼ(猪苗代町)

    豊かな自然

    山・川・海といった豊かな自然がいっぱいの福島県。自然由来の資源を活用しながら働く第一次産業(農業・林業・水産業)と第二次産業(製造業・建設業など)の従事者の割合は、全国平均より大きくなっています。自然の恵みを受けたおいしい食べ物に出会えるのもうれしいポイントです!

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    JR郡山駅(郡山市)

    首都圏から近い

    東京駅-郡山駅間は新幹線で約75分の近さ。必要があればすぐに訪問できる地理的なメリットがあるため、福島県に工場や営業所を置く首都圏の企業もいます。太平洋沿岸部を走るJR常磐線は、首都圏から福島県を通って宮城県まで続く在来線で、乗り継ぎなしで首都圏と行き来することも可能です。

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    移住希望地として人気

     福島県は、大都市を離れて地方への移住を考えている人たちの移住先候補としての人気も高い傾向にあります。自然の豊かさ、自然と都市部の近さ、生活のしやすさ、首都圏からのアクセスの良さ、新しいことにチャレンジできそうな雰囲気などが人気の理由として考えられます。
    また、「出身者」と「その都道府県を応援したい」という人を合わせた「関係人口」は、福島県が全国で一番多いという調査結果も出ています。福島を応援してくれる人が多いのはとても心強いですね。

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    アクアマリンパーク(いわき市)

    バラエティに富んだ風土

    会津・中通り・浜通りの各地方は、気候や伝統文化などそれぞれ異なるバックグラウンドを持っています。「歴史的建造物が残る街並み」「情報やモノが集まる中心エリア」「沿岸部の開放的な雰囲気」など、あなたの興味関心と関わりが深い街を探してみましょう。

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    福島水素エネルギー研究フィールド(浪江町)

    新技術の拠点が続々!

    浜通り地域では、新たな産業を生み出したり、新しいまちづくりに取り組んだりするため、「福島イノベーションコースト構想」という国家プロジェクトが進行しています。さまざまなロボットの開発研究を行う「福島ロボットテストフィールド」(南相馬市・浪江町)、世界最大級の水素製造実証拠点「福島水素エネルギー研究フィールド」(浪江町)、林業の復興を目指した最先端の木材製品生産拠点施設「福島高度集成材製造センター」(浪江町)などが現在整備されました。浜通りは、新しい産業に携わりたい!復興の一助になりたい!と考えている人におすすめのエリアです。

意外と知らないの姿

  • 福島ロボテスは

    世界最大級!

    南相馬市・浪江町に整備されたロボットやドローンの開発研究・実証実験拠点「福島ロボットテストフィールド」は世界最大級の規模を誇ります。

  • 米の収穫量

    全国6位

    福島県は全国有数の米どころです。『天のつぶ』『福、笑い』などの県オリジナルブランド米も登場しています!

    出典:福島県統計課 「データで見る福島県」令和3年3月版
  • ヒラメの漁獲量

    全国4位

    栄養豊かな福島県沖で育ったヒラメは、冬は特に脂がのり、「常磐もの」と呼ばれる人気ブランドとして市場に出回っています。

    出典:福島県農林水産部 「福島県農林水産業の現状」令和3年7月
  • 社長輩出率

    全国8位

    他の都道府県と比べて、福島県出身 で社長に就任される方の割合が多いようです。真面目な県民性が評価されているのかも!?

    出典:東京商工リサーチ 2021年調査より
  • 新酒金賞受賞数

    8回連続日本一!

    福島県は全国有数の「酒どころ」。2013~2021年発表の全国新酒鑑評会では、福島県産の日本酒の金賞受賞数が、全国初の8回連続日本一を達成しました。

  • 箱根駅伝2021

    学法石川出身選手が最多

    2021年の箱根駅伝出場選手のうち11人が石川町の学法石川高校卒業生でした。福島県はスポーツもさかんです!

  • 桃の収穫量

    全国2位

    福島県はくだもの王国。県北地方では桃がさかんに栽培されています。その影響か、全国52自治体の中で福島市は桃の年間購入金額が1位!

    出典:福島県統計課
  • 住民によるSDGs評価

    全国5位

    「自分の住んでいる都道府県がSDGs(持続可能な開発目標)達成のために積極的に取り組んでいると思うか?」という問いに対し「よく取り組んでいる」と評価している県民が多いようです。

    出典:ブランド総合研究所「第3回地域版SDGs調査2021」
  • 農業就業人口

    全国5位

    自然環境に恵まれている福島県は、農業もさかんです。さやいんげん、トマト、宿根かすみそう、日本梨、アスパラガスなどの生産量は全国でもトップクラスです。

    出典:総務省「社会生活統計指標 2021」
  • 夏秋きゅうり入荷量

    全国1位

    夏から秋にかけて生産される「夏秋きゅうり」の生産量は全国トップクラス。東京都中央卸売市場に7~10月に入荷されるきゅうりの約33%は福島県産なんです!

    出典:福島県農林水産部「福島県農林水産業の現状」令和3年7月
  • 浄土平天文台は

    日本一標高が高い天文台

    一般公開されている日本の天文台の中で、福島市の浄土平天文台は最も標高が高い場所にあります。天文ファンに大人気!

  • 1世帯あたりの自家用車の普及台数

    全国9位

    自家用自動車の世帯あたりの普及台数は、福島県は約1.5台。一家に一台は当たり前のクルマ社会です。

    出典:(一財)自動車検査登録情報協会 2021年調査より
  • 新エネルギー等発電所数

    全国8位

    風力・太陽光・地熱・バイオマスなど約130カ所の新エネルギー等発電所があります。

    出典:資源エネルギー庁 電力調査統計表 2020年度
  • 発電電力量

    全国4位

    福島県の電気事業者が、火力・水力・新エネルギー等の発電所で生み出した電気の量の合計は約5,425メガワット時。全国で4番目に多い!

    出典:総務省統計局「統計でみる都道府県のすがた2021」
  • 医療機器生産金額

    全国4位

    福島県内には、医療機器製造の大手メーカーやその生産を支える中小企業が数多く立地しています。世界シェア約70%の内視鏡の開発や部品製造を行う企業も!

    出典:厚生労働省「令和元年薬事工業生産動態統計年報」
  • 社会体育施設数

    全国7位

    福島県は、自治体が設置した体育館・水泳プール・運動場などのスポーツ施設の数が全国平均より多いです。健康管理もバッチリ!

    出典:総務省統計局「統計でみる都道府県のすがた2021」
  • 1住宅当たりの敷地面積

    全国6位

    広い庭付きのマイホーム、建てるなら福島県!

    出典:総務省統計局「統計でみる都道府県のすがた2021」
  • 温泉地の数

    全国4位

    福島県は温泉地が136カ所もある温泉王国です。福島市の高湯温泉は「じゃらん人気温泉地満足度ランキング2021総合部門」で全国1位に輝きました。

    出典:環境省自然環境局調べ
  • 東北初のユネスコエコパーク

    自然豊かな只見町は、自然と人間との共生する国際モデル地域として、2014年に東北初のユネスコエコパークに登録されました。

  • 森林の面積

    全国4位

    福島県の約70%は森林で、47都道府県の中で4番目に広いです。この豊かな森林は、林業やきのこの栽培などに利用されています。

  • 温泉宿泊施設数

    全国8位

    福島県は観光業もさかんです。石川町には、プロが選ぶ「日本のホテル・旅館百選」で総合1位に輝いたことがある温泉宿も。

    出典:環境省自然環境局調べ
  • 猪苗代湖の面積

    全国4位

    天を映す鏡のように美しいとも称される猪苗代湖。郡山開拓の礎となった安積疏水は、猪苗代湖から安積平野に水を引く大事業でした。

  • 桐材の生産量

    全国1位

    会津で生産がさかんな桐材は、全国の40%のシェアを誇ります。高級木材として知られ、タンスや下駄などの加工品も好評です。

    出典:福島県統計課「データで見る福島県」令和3年3月版
  • 鯉の養殖生産量

    全国2位

    養殖鯉は「鯉に恋する郡山」のキャッチコピーでおなじみの、郡山市の名産品です。2019年は約830トンが生産され、鯉料理を出す店も増えています。

    出典:福島県統計課「データで見る福島県」令和3年3月版